長い受験勉強・就活お疲れ様でした。いよいよ4月からは1人暮らしですね。
でも、発達障害の人が1人暮らしをうまくやりくりするのはとても大変。私は大学→社会人と一人暮らしをしていますが、最初は失敗ばかり。
私と同じく発達障害を持つ皆さんには同じ思いをしてほしくない!!ということで、これさえ読めば発達障害の人が1人暮らしをする準備ができる!そんな記事を紹介します。
家選び
1人暮らしは住むところを選ぶところから始まります。賃貸なのか、寮なのか...それぞれにいいところと悪いところがあります。
物件選ぶときにここだけは注意してチェックしてほしい...というポイントを解説しました。これだけ読めば発達障害×家選びのコツがわかるはず。
借りる家を決めたら、次はどんなものを家に用意するか…も大事ですよね。この記事でおススメアイテムを紹介します。
相談できる場所の確保
初めて1人暮らしをする場合、「困ったら親に頼る」が通用しなくなります。「どこに相談するのか?」も自分で考える必要が出てきます。
今すぐ問題はなくても、1人暮らしを始めてしばらくすると問題が出てくるもの。まだ親と一緒に暮らしている今の内に「どこに」「どのように」相談するのか調べておきましょう。私は働き始めて日が浅いので、これから大学生になる人に向けて書いていきます。
高校までと違って大学では、「どこに相談すればいいよ」とか「大丈夫?」ということを大学側から言ってくれることはありません。そのため、入学前に「どこに相談すればいいのか」を調べておくのが大事です。
障害学生向け支援センター
大学によって名前は違います。ここを使うタイミングは、
- 入学が決まったとき
- 授業などへの配慮を求めるとき
- 障害学生として就活をするとき
などです。基本的には何らかの「制度」や「何かを具体的に変えて欲しい」といった障害者に対する合理的配慮を求める時に使うと考えればOK。
発達障害の特性が現れていれば、手帳を持っていなくても、診断が下りていなくても支援を受けることができます。
正式な名前がわからなくても、自分の入る大学の名前で「○○大学 障害 支援」などと検索すればでてきます。
障害学生支援で有名な先生のいる、信州大学の場合はこんな感じ。支援物品なども貸与してもらえるそうです。
学生相談室
大学の中にあるカウンセリングルームです。ここはメンタルヘルスの問題がある時に使うところ。障害を持っていなくても使うことができます。
発達障害を持った人の場合、二次障害でうつ病を発症したりするわけですが、メンタルヘルスを壊す前にカウンセリングに通っておくことが大事。
私も4年間学生相談室を使っていましたが、うつ病などになることなく卒業と就職をすることができました。
金銭管理
特にADHDの人にとって最大の壁。しかも近年はキャッシュレス社会で「お金が見えない」状態に。
クレジットカードの方がトクなので、私も支払いはほぼ全てクレジットカード払いです。その結果ついつい使いすぎてお金が足りない...ということに。
そんなことを減らすために家計簿を作ることにしました。
私は卒論を書いた時に身につけたプログラミングスキルを使って家計簿作成をある程度自動化していますが、プログラミングが苦手な人も多いはず。
そんな人におススメなのがMoneyforwardというアプリ。クレジットカードや口座とアプリを連携することで、毎日の支払いを記録しなくてもアプリが自動で管理してくれます。
身だしなみ
特にアルバイト/社員として働く場合は大事です。身だしなみがひどくても、誰も言ってくれないのが大学生や大人の特長。
でも、時間もない、感覚過敏もあって身だしなみを整えるのが難しい...そんな人はこの記事をどうぞ。「これだけ」やれば見苦しい人にならずに済みます。
医療と保険
特に新社会人になる人に向けて。働くようになると、職場から「保険に入りませんか?万が一の時に保険は大事だよ」と言われます。
でも少し待ってください。発達障害があっても医療保険って本当に入れるんですか?そもそも医療保険って必要なんですか?
そんな疑問にはこの記事で回答します。国の保障だけで意外と問題ないかも。
クルマ
発達障害の人が地方に住むことはそもそもおススメしていませんが、やむを得ない事情で地方暮らしになった...という人もいるはず。そうなると必要なのはクルマと運転免許です。
注意散漫で運転が苦手…という人もいる中で、どうすれば発達障害でも免許取得にまでたどり着けるか?をこの記事で解説!
まとめ
高校までと違って、大学・社会人になると「自分から相談する」「自分のお金で対処する」シーンんが増えてきます。だからこそ発達障害の人が1人暮らしをするのは大変です。
でも、周囲のサポートと自分の工夫があればきっと乗り越えられるはず。1人暮らしを始める前の今の内に、親と一緒に準備をしてみてください。