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【モバイルSuica】障害者割引を使わずに交通費を節約する方法

みなさんこんにちは。

このブログはADHD/ASDをはじめとした精神障害者(特に手帳保持者)をターゲットに、QOLを上げていく方法を解説するブログです。

今回は交通費、特に障害者割引に依存しない交通費の節約手段として、モバイルSuicaのメリットを解説していきたいと思います。カード型Suicaにはないメリット•デメリットがあります。

メリット

今回はモバイル交通系ICカードのうち、知名度が最も高いモバイルSuicaについて解説します。

どこでも使えて安心

Suicaをはじめとした交通系ICカードはほぼ全国の鉄道/バスで利用可能。そしてイオンやイトーヨーカ堂などのスーパーをはじめとした日常での買い物でも使えます。

チャージ上限は2万円なので、使いすぎも起こりにくいです。ADHDの影響で衝動性の強いお子さんへのマネー教育にも使えます

1回目から超高還元

JR東日本の在来線限定ですが、モバイルSuicaを使った乗車1回につき2%のポイント還元を、その月1回目の乗車から受け取れます。JRの在来線区間ならどこでも共通しており、還元されたポイントは1ポイントから1ポイント単位でモバイルSuicaにチャージ可能。

モバイルSuicaと競合するモバイルICOCA(JR西日本)にも在来線乗車による還元はありますが、最低でも同運賃の区間を4回/月(京阪神エリアの一部、さらに時間制限もある)もしくは11回/月の乗車が必要です。

同じ運賃区間を月11回以上乗る=通勤という人も多いはず。月14日以上通勤するならモバイルICOCAによる還元よりも6ヶ月定期券の方が安くなる為、在来線乗車によるポイント還元のメリットを見出しにくいです。

その点モバイルSuicaであれば年に1~2回出張や帰省でJR東日本エリアを使う…くらいでも在来線乗車による還元を受け取れるため関西や九州に住んでいる人にもオススメできます。

高還元なチャージルートが存在する

モバイルSuicaはあくまでプリペイドカードなので、クレジットカードをはじめとした方法でのチャージが必要です。このチャージでもポイント還元が狙えます。

このチャージルートについてはネット民がかなりよく研究していて、無料のクレカ(何なら審査すらないバーチャルのクレカ)によるチャージで2~3%の還元を得るルートが複数存在します。

このブログはポイ活を主旨としたものではないので詳しくは触れませんが、例えば下のようなチャージルートがあります。

tomatocanblog.com

JR東日本エリアなら、別途乗車ポイントまで貰えますから還元率は5%近くなります。モバイルICOCAやモバイルPASMOではチャージルートの研究がまだ進んでいないので、この点は大きなメリットです。

多くのスマートウォッチにも搭載できる

ストレスを含めた健康状態を気軽に計測できるスマートウォッチは、精神障害を持つ方の健康管理に役立つアイテムです。

一部のスマートウォッチには決済機能がありますが、決済手段が多いのはApple Watchのみ。

  • Garmin
  • Pixel Watch
  • Galaxy Watch

のようなAndroidスマホと連携できるウォッチはほぼSuicaのみ対応。常時つけていて紛失リスクの低いスマートウォッチで決済できるメリットは大きいです。

私もGalaxy WatchでSuicaを使っています。その使い勝手についてはこちらの記事をどうぞ。

www.psycheng.com

デメリット

スマホの充電さえ確保できれば最強!に見えますが、障害者割引を使う精神障害者にとっては見逃せないデメリットもあります。

紙のきっぷが買えない

障害者割引を活用する人にとっては重要な問題です。運転士さんがIC端末を操作してくれるのバスとは異なり、自動改札機が主流の鉄道では、障害者割引を使うときに割引された紙のきっぷを買う必要があります。

ですが、カード型Suicaでは紙のきっぷを買えるのに、モバイルSuica(などのモバイルICカード)では紙のきっぷを買えないことも多いです。例えば、

  • 札幌市営地下鉄
  • 名古屋市営地下鉄
  • 福岡市営地下鉄
  • 近鉄

では買えませんでした。こういった鉄道事業者を使う時には別途現金の用意が必要です。

地域連携ICカードは取り込み不可

宇都宮や盛岡などでは、カード型Suicaに加えて地域独自の機能を盛り込んだ地域連携ICカードも存在します。これらは通常のSuicaには存在しない精神障害者割引が自動適用される機能を持つものも。

障害者割引を使う為だけに切符を買うのは面倒なので、Suicaの機能を維持しつつタッチするだけで障害者割引を受けられるのは本当にラクです。

注意
この地域連携ICカードはモバイルSuicaへの移行はできません。

デメリットへの対策

紙のきっぷを購入でき、地域によっては地域連携ICカードと一体化できるカード型ICカードは別に持つのがおすすめ。1000円くらいで良いのでチャージしておきましょう。

障害者割引後の運賃で1000円を超えるのは近鉄と南海のみですから、1000円チャージしておけばほとんどの鉄道を障害者割引運賃を発動させながら乗ることができます。

関東圏外でもモバイルSuicaを活用しよう

鉄道、特にJR各社の精神障害者割引導入が期待できない今、モバイルSuicaは交通費を合理的に節約する貴重な手段です。

普段はJR東日本を使わない人にとってもモバイルSuicaの使い勝手は良いので、ぜひモバイルSuica持ってみてはいかがでしょうか?