こんにちは。
こちらの記事でJRの株主優待を購入してお安く旅行できる!という記事を書きました。
今回はその具体的な方法をご説明します。GWなど優待は安いのに特急券が高い時期は、障害者割引よりも株主優待の方が安いこともあります。 その意味で障害者割引が使える方もぜひ参考にしてください。
- 株主優待-安く買う
- 優待の使い方を工夫する
- のぞみ•みずほに乗る
- 在来線乗り継ぎ時の旅程で使う
- JR西日本のみ_途中下車を繰り返す
- きっぷの買い方-当日かつ片道ずつ購入-
- まとめ-工夫は必要だがオトク度は高い
株主優待-安く買う
JRの株主になれば毎年優待をもらえますが、数十万円単位のお金が必要です。そのため、優待が欲しいだけなら株主優待をネットや金券ショップで買った方が良いでしょう。ここでは株主優待を1円でも安く買う方法を解説します。
大型連休明けに買う
株主優待は大型連休に使える貴重な割引方法です。そのため、株主優待の取引価格も大型連休前に上がり大型連休後には下がる傾向にあります。そこで、大型連休明けに買うのがオススメです。
「ラクマ」のセール期間中に買う
楽天のフリマサイトであるラクマは、高頻度でセール(正確にはクーポンのばら撒き)を行なっています。
3~5%程度とはいえ安く買えます。100~200円/枚安く買えることも多いです。
年度明けに購入する
JR各社の株主優待は「発行翌年の6月末」を有効期限としています。そのため、年度明けの4月以降は値崩れが激しいです。2024年は4月25日時点で、JR東日本が2800円、JR西日本が3600円、JR九州が2枚で3400円で購入できました。
6月末までにきっぷを購入すれば実際の乗車日は7月以降でもOKですので、6~7月に旅行の予定がある人はオススメです。
JRのエリア外で買う
JR各社の株主優待は自社線でしか使えません。具体例を挙げると、北陸新幹線の東京ー上越妙高間はJR東日本の株主優待を使えますが、上越妙高ー敦賀間はJR東日本の株主優待は使用不可。
このこともあって、JRエリア外の金券ショップでは株主優待が割安で売られている傾向があります。正月明けに秋葉原の金券ショップをいくつか周りましたが、JR東日本/西日本ともに4500円で売られていました。
優待の使い方を工夫する
いくら株主優待でJRのきっぷを買うとオトク!とはいえ、株主優待の購入費も込みで考えるとせいぜい通常のきっぷの5~20%引きです。
株主優待より早割やチケットレスサービスの方が有利なことも多いです。各社のオトクなきっぷはこちらのサイトで解説されています。
(精神障害者のみ)航空機の障害者割引より安いことが多い
東京ー秋田のように、JRと航空機が競合する路線はいくつかあります。本ブログは精神障害者をターゲットにしているので、航空機の障害者割引と比較しましょう。
基本的には、飛行機のタイムセールで買えたケースを除けば、JRの株主優待を使った方が価格面で安いことがほとんど。一例として東京ー秋田間を比較します。航空機はJAL/ANAともに障害者割引適用後の運賃です。
航空機•JR東日本とも直前期に購入することを前提にした費用がこちら。JR東日本が最安!とはいえませんが、当日でも変更ができ、乗り換えも不要、本数も多い、東京駅までの交通費も(JRであれば)割引されることを考えればJR東日本の方がおすすめできます。
のぞみ•みずほに乗る
新幹線の中でも最速達列車(特にのぞみ•みずほ)は、割引きっぷがほぼありません。あってもダイナミックパッケージ(新幹線とホテルがセットの旅行商品)くらい。*1
株主優待はそんなのぞみ•みずほに使える貴重な割引です。例えばJR西日本の株主優待を大阪(市内)→広島(市内)で使うと、株主優待購入費込みで9500円程度(株主優待を4500円で買えた場合)で乗れます。これは別途年会費のかかるEX予約(乗車券•特急券込み9740円)よりも安い片道のぞみ最安プランです。
各停型列車(例えばこだま)でよければぷらっとこだま•バリ得こだま*2などの3~4割引のきっぷもあります。
在来線乗り継ぎ時の旅程で使う
運賃•特急券込みで1万円前後の区間、例えば東京ー仙台とかでは株主優待よりもJR東日本のえきねっとを中心にした運賃•特急券コミコミのチケットレスサービスの方が有利なことが多いです。
ただし、新幹線と在来線を乗り継ぐ場合は話が変わってきます。具体的に石巻(宮城県)ー横浜を移動する場合(新幹線はやまびこの自由席を利用)を例にチケットレスと株主優待を比較します。
チケットレスの場合JREポイントの還元はありますが、株主優待の方が有利ですね。
JR西日本のみ_途中下車を繰り返す
JR西日本の株主優待は、特急券も4枚まで株主優待割引の対象にできます。色々な場所で途中下車しながら旅行する場合には非常にコスパがよいです。
具体例として、金沢に住んでいる人が京都駅•新大阪駅•岡山駅で途中下車をしながら宮島口を目指す場合を考えてみます。合計価格は下表の通りで株主優待購入費を含めても3000円以上安く移動できます。
きっぷの買い方-当日かつ片道ずつ購入-
株主優待による割引率は大きいものの、払い戻し時に株主優待は没収されてしまいます。
また、株主優待の割引は乗継割引や往復割引と併用ができません。そのため、事前に購入するメリットは「指定席を早めに抑えられる」だけです。株主優待を使うなら、きっぷは当日、しかも片道ずつ購入すべきです。
JR東日本/西日本のみ-ネット予約-
JR東日本ではえきねっと、JR西日本ではe5489で株主優待を用いてきっぷのネット予約ができます。券売機でのきっぷ受け取りは必要*3ですが、新幹線停車駅にある切符受取専用端末も使えるので駅で並ぶ時間を最小化できます*4。
まとめ-工夫は必要だがオトク度は高い
今回はJRの株主優待の具体的な活用方法を解説しました。早割と比べてオトクかは微妙ですが、当日に購入できるのに安いのは大きな魅力。