こんにちは。
仕事や学業が忙しくなると、普段すべき家事ができなくなる…そんなことはありませんか?私はあります。
私のように発達障害を持つ人の場合、忙しくなると日常生活が崩壊する人は珍しくありません。しかも発達障害の中でもASDの人の場合、こだわり傾向が強い人もいてさらにストレスになります。
これを減らすためにはどうすればいいのでしょうか?一番簡単なのは「できるだけ作業はしない」ことです。そのためには「やらなくていい作業を発見する」ことが大事と言えます。
というわけで今回は、トヨタ式カイゼンを参考に、日常生活で「やらなくていいことをやらないことで、ストレスを減らす」方法を考えてみましょう。
このブログでは発達障害の当事者が書く各種ライフハックもあるので、例えばこの記事とかもぜひお読みください!
トヨタ式カイゼンとは?
トヨタ自動車グループにおけるカイゼンとは、工程・業務のムリ・ムダ・ムラを現場の作業者が自ら見つけ出して変えていくことを指します。作業者主導で業務の最適化を目指すのが特徴の方法です。
そこでは、
- この作業は本当に必要なのか?
- 作業するときのヒトの動き方にムダがあるのでは?
- 重力など自然の力を使って楽できないか?
といったことを考えて様々な工夫を行います。こういった工場における工夫がトヨタグループを世界最大の自動車メーカーに成長させたのです。
日常生活の場合
日常生活で行う家事は「効率化すること」が目的ではありませんし、経営者と作業者がいるわけでもありません。しかし、生活者でもあり作業者でもある自分自身がムダをやめれば確実に楽にすることができます。
例えば、乾かしたインナー(いわゆる下着)を畳んでタンスに入れる行為を考えてみましょう。当たり前のようにする人もいますが、本当に必要なのでしょうか?必要だとしてなぜ必要なのでしょうか?
私は、「他人に見られないモノであり、畳む意味はない」と考えています。
そのため、乾燥機を使って乾かした下着はパンツと肌着をそれぞれ別の箱に投げ入れることにしています。これだけでも洗濯1回あたり肌着1枚につき10秒以上の節約です。その分早く寝て疲れを癒したり、ブログ記事を書いたりすることができます。
私も実家ではインナーも畳んでいたのですが、あるとき「なんでこの作業してるんだっけ?」と考えてから、この作業ムダだ!と気づいてやらなくなりました。
日常生活でカイゼンを考える場合、次のことを意識するといいのではないでしょうか。
- その作業の結果が自分を幸せにするか?
- その作業にどれくらいの時間が必要か?
- 今までなぜその作業をしていたのか?
- アウトソーシングした時のコストはどれくらいか?
この中でも、1つ目と3つ目が大事。「その作業の結果が自分を幸せにするか?」は、作業の有無を考えるのにとても大事です。私の場合、「インナーが畳まれていなくても幸福度が低下しない」ということに気づいたのでやめることができました。
また、「今までなぜその作業をしていたのか?」ということを考えたときに、具体的な理由が浮かばない場合は、かなりの確率でムダな作業をしていたと思われます。
いずれにしても、先ほどあげた4つのポイントを考えると、自分が行う家事や作業のムダに気づけるはず。私自身は、毎日同じ食器だけを使うことで洗った食器を拭くことをやめたり、私服と仕事着を最大限共用化することで服の管理にかかる時間を減らしました。
私服と仕事着を共通化するメリットと方法についてはこちらから読めます。
まとめ
私を含め、「毎日働く」「決まった時間に出勤する」だけでも難しいもの。
全ての家事を丁寧にやらなきゃ!ではなく「やらなくてもいいことはないかな?」という考えで必要な家事を減らすことで楽になれるはずです。