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カウンセリングの使い方(病院がおススメ))

こんにちは。

 

みなさん精神科・あるいは各種のカウンセリングオフィスを使ったことはありますか?仕事を始めとしたいろいろな悩みで体調に影響が出ているけど、誰にも言えない…そんな時に使うのがカウンセリングサービスです。

でも、誰を選んで、どう活用すれば効果が出るのか?はわかりにくいですよね。

そこで今回はカウンセリングを5年以上活用しつつ、会社で働いている私の目線で「カウンセリングの選び方・使い方」を解説します。この記事を読めば、カウンセリングの相手の選び方と使い方がわかるはずです。

 

選び方

カウンセリングサービスにはいろいろ種類があります。まずはカウンセリング1回あたりの料金と、相談者側が受けられるサービスの柔軟性の観点から、カウンセリングサービスを分類しました。

詳細は下の図を見て頂きたいのですが、カウンセリング料/相談者が受けられるサービスの自由度は正比例することがポイントです。

言い換えると相談者側が自由度の高いサービスを受けたければ、それ相応のお金を支払うことが必要です。

※自由度が高い=カウンセリングの質が高いとは限りません。

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続いて、カウンセリング(相談)のサービスを選ぶ方法をフローチャートにしてみました。自分の状況に応じて、どんなサービスがおススメかわかります。

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ここまではいろいろなカウンセリングのサービスを紹介してきましたが、メジャーなのはやはり精神科とカウンセリングオフィスです。でも価格以外の違いってわかりにくいですよね。

ここでは両者の違いを5つのポイントで比較してみました。きれいごとなしの正直な意見です。

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ざっくりと言ってしまえば、法規制と保険に入りにくくなるが安くて最低限の質は担保されている精神科のカウンセリングと、カウンセラー頼みでコストはかかるが、独自の取り組みも多いカウンセリングオフィスという感じでしょうか。


どちらにも一長一短があり、気を付けるべきポイントもあります。まずは精神科。

精神科の特徴として投薬との並行治療が可能です。ただ、現行の医療制度の問題から安易に患者を薬漬けにする医師もいます。ネットなどで極端に悪い評判が出ていないかは確認しましょう。

続いてカウンセリングオフィス。カウンセラーの質は玉石混交です。大学教員として活躍する傍らでケースを増やす一環でカウンセリングオフィスを開業するような人もいますが、雑誌などでの知名度だけを頼りに無資格であるにもかかわらず開業しているケースもあります。

カウンセリングオフィスは医療に関する法規制を受けないため、カウンセリングオフィスごとに方針が違います。そのため、次のようなことがサイトに書いてあるか?その内容に納得できるか?は選ぶときの大事なポイントになります。

  • 臨床心理士/公認心理師の資格有無(登録番号があればなお良い)
  • 経歴(学位や研究業績、職歴、各種資格)
  • 治療方針(どんな療法を扱うか)
  • 料金/相談までの流れ
  • 提携する病院の有無

使い方

電話などでの事前予約が必要です。最近は特に精神科は数か月待ちのケースも多いので早めの予約が必要ですね。

初めての人に会うから綺麗な服で行かなければ…とかはありません。もっと大事なことがあります。

相談したいことを整理しておく

先ほど書いたように、カウンセリングでは事前予約が必要です。そのため、予約からカウンセリングまでの間に数日以上のタイムラグがあります。

そこでよくあるのが、予約した時は問題があってメンタルヘルス悪かったが、いざカウンセリングに行くと少し状態が良くなっていて何から話せばいいかわからないというケース。

それを避けるためにも、「なんでカウンセリングが必要になったのか?」と「抱えている問題は?」この2点については書き出すなどして整理しておくのが大事です。


また、相談内容によっては警察や行政、専門的な治療が可能な精神科への相談を進められるケースもあります。あくまでも相談者さん本人の希望が優先されますが、外部と連携し手でも問題の解決をしてほしいのか、それとも状況をきちんと整理するだけで楽になるのか…そういったカウンセリングに対する自分の希望は明確にしておくことが大事です。

 注意

明確じゃないとどうしても流されて「外部に話していいよ」と言いがち。悩んだときは「一回持ち帰って考えさせてください」でOK

時間通りに行く

これが難しくなるからカウンセリングなどの必要性があるのですが...

カウンセリングは「枠」がしっかり決まっています。そのため、時間に遅れたから終わりを少し遅らせるということができません。それは一定の時間を相談者の自由に使えることを保障するという相談者を守るための考え方があるからです。

特に精神科の場合、予約を取り直すのがかなり難しいです。予約をする際には、直前直後にはできるだけ予定が入っていない時間、かつ自分が起きられる時間にすることが大事だと思います。

終わりに

今回はカウンセラーの選び方、そしてカウンセリングのかかり方について書きました。
でも実は一番大事なのはカウンセラーさんとの相性だったりします。

特にカウンセリングオフィスの場合、カウンセラーさんとの合う合わないの差が大きいので、じっくり相手を探すつもりでいるといいと思います。信頼できるカウンセラーさんを探す→相談するを繰り返していく中で、ご自身の問題が解決できるといいですね。