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【iPad】コンボタッチの意外なデメリットとキーボードの選び方

皆さんこんにちは。

私はiPadをメインPCとして使っています

パソコンとしてiPadを使おうとすると必要なのがキーボード。私の場合ネットで評価の高かったロジクール社のコンボタッチを選びました。

しかし、買って長期間使わないと気づかない意外な不満も…。

POINTキーボードを取り外せることに価値を感じられるなら買うべし、そうじゃないならおすすめしません。

良いところ

大きく3つあります

  • キーボードは取り外せる
  • 別のカバーが不要
  • 膝の上に置ける

従って、追加でカバーは買いたくない、タイピングしないときは1gでも軽くしたい!という人には向いています

それぞれ詳しく解説していきますね。

キーボードを取り外せる

iPadを使い始めて気付いたのが、意外と縦にして使っていることが多い!ということ。私の場合論文やPC用記事を読むときは基本的にiPadを縦にしています。

純正キーボードやコンボタッチの場合、iPadをキーボードから取り外すと外付キーボードは使えません。そうするとキーボードを取り外すのですが、純正キーボードの場合、iPad本体を守るカバー全てを取り外すことになります。そう、もしその時落としたら…。

*1

一方コンボタッチの方はキーボードを取り外しても堅牢な本体を守るカバーがあります。屋内であれば、画面を下に落としても割れませんでした。

重さ的にもiPad Pro+コンボタッチのカバー部分のみで800g程なので、30分くらい論文を読み続けるのも余裕です。

買うまでは気づきませんでしたが、このキーボードを取り外せることは本当にありがたい!!

別のカバーがいらない

コンボタッチはキーボードと本体側のカバーから成り立っています。まず写真のように折り畳めばかなり強い磁石でくっつくため、外れる心配がありません。しかもキーボード/本体側ともにカバーとして十分な厚みがあるため追加でカバーを買わなくても耐久性に問題なし。そのため、更なるカバーやケースを持たずに使えるのは大きなメリット。

ダイソーなどの安いカバーと違い、iPad専用カバーですから、もちろんカバーをつけたままカメラ撮影可能です。*2

膝の上に置いても意外と安定

私はローカル電車旅をよくするのですが、その際iPad Proをこんな感じで膝の上に置いて作業しています。

この写真のようにiPadを膝の上に置いたままタイピングしても一応は落ちないくらいの安定感はあります。

在来線のようなテーブルがないところでタイピングをたくさんする人はコンボタッチが向いています。膝の上であれば腕が痛くなることもないですしね。

気に入らないところ

価格に対して物理的に重い

まず私が持っているiPad Pro(466g)とコンボタッチ(574g)を合わせると1040gです。

そしてこのセットで価格が¥95,000でした*3。ガチのクリエイターでなければiPad ProはオーバースペックですからAirでも十分でしょう。その場合は新品を定価で買ってもほぼ同じ重量で¥90,000くらいです。

iPadをPCとして運用する理由の1つが軽量性ですから、最新*4のパソコンと比較してみました。

前提スペックは以下の通り

  • 重さ1kg以下
  • Windows 11対応

そして価格は…

¥76,000

価格と重量で比較するとiPad+コンボタッチはコスパが悪い…

タイピングで疲れる

コンボタッチのキーボードが薄いため、タイピングをしたときの反発力がとても大きいです。普通のパソコンであれば気にならない強さで打っても、時間が経つと腕に疲労を感じるレベルでした。私はキーボードに拘らないタイプですが、それでも「打鍵感悪いな…」と思うレベルです。

同じ2 in 1型タブレットPCであるサーフェスと比較しても、この疲労感は大きいです。おそらく、サーフェスのキーボードは少し浮いているためたわむ一方、iPad+コンボタッチの場合机との間に隙間がないことがその理由だと思います。

この違いは実際に10分ぐらいタイピングしないとわからないので、お店で体験することを強くおすすめします。

意外とトラックパッドの恩恵は少ない

私はトラックパッド必須!と思ってトラックパッド付きのコンボタッチにしましたが、正直恩恵は少ないです。拡大縮小やクリックは、慣れれば画面を触っていました。

それはiPadのアプリ自体が基本的にタッチを前提としてUIになっているものが多いからです。プログラミングやHTMLコーディングしない人はトラックパッドなしのキーボードで十分だと思います。

iPad用キーボードの選び方

ここまでは、コンボタッチのメリットとデメリットを解説してきました。では他のキーボードと比較するとどうでしょうか。

iPadと合わせて使うキーボードはSmart Connect対応のiPad専用品、無線式のキーボード、有線式のキーボードに分かれます。そのメリデメを比較するとこんな感じです。

メリットデメリット
Smart Connect対応・iPadとデザイン親和性が高い
・膝の上に置ける
・遅延が少ない
・iPad以外非対応
・1万円以上と高い
無線式・持ち運びしやすい
・iPad以外も対応
・遅延が多い
有線式・安い
・遅延が少ない
・持ち運び困難

持ち運びやすさと遅延の少なさの両方を持つのがコンボタッチやApple純正のMagic Keyboardの魅力ですね。その中でも、家ではあまりタイピングをしない人にはコンボタッチは向いていると思います。

逆にタイピングは家でしかしない!!という人は打鍵感の優れた有線キーボードがおすすめ。

注意

有線キーボードを使うと、iPad本体の充電中はキーボードが使えなくなります。

iPadのキーボード、意外と高い上に快適性に大きな影響を与えるのでよーく調べてから決めることをおすすめします。それでは。

*1:Smart Connector方式なので

*2:iPad Proの大きさで誰がカメラ撮影するんだ…なところはありますが…

*3:iPad Proは型落ちのApple公式再生品です

*4:2022年4月末現在