こんにちは。
発達障害をはじめとした精神障害があるけど、差別もあるし手帳とろうか悩んでいる…どーせ精神3級じゃ無意味でしょという方はいませんか?
そこで今回は、精神3級で手帳を取った私がどれくらいトクしたのか?を具体的に解説します。
税金-障害者控除で4万円のトク
所得税と住民税を減らすための制度です。年末調整や確定申告をすることで受けることができます。
- 所得税…27万円
- 住民税…26万円
この額が所得控除*1されます。その結果、額面年収300万円台の私は、4万円足らず位の額が貰えます。
私は親が健在なのであまり気にしていませんが、相続税の税額控除もあります。これがあれば100万単位のトクができます。
公共交通-飛行機は超オトクに-
障害者手帳を持っていると、会社によっては割引をしてくれる企業も。
- フェリー
- 航空機*2
- 路線バス
では大体割引してくれます。フェリーは大幅な値引き制度がない為、障害者割引が1番オトクなケースも多いです。精神障害者割引はこの1〜2年で導入が一気に進み、近鉄・京急*3など大手でも使えるようになりました。
そして航空機に至っては、精神3級でも本人+同行者1名に対して障害者割引が効きます。
大手2社の具体的な割引額イメージはこちら。
当日の変更ができるのに普通運賃の40%引きはもはや神プランです。
しかも、空港アクセスとなるバスも半額になるのでますます飛行機がオトク。公共交通だけで何だかんだで年3万円くらい節約できてます。
美術館・博物館-ほとんど0円で入れる!?
公営・民営関係なく、多くの美術館や博物館が障害者向けの割引をしています。国立の美術館/博物館であれば、原則として企画展すら無料!です。最近は2000円越えの企画展も増えてきた為、節約効果は大きいです。
私は美術館巡りが趣味で都市部に行く度に美術館には行くのですが、手帳の効果を大きく感じます。感覚では年1.5万円くらいはトクをしています。
個人的には美術館や博物館巡りが好きなので、大体1万円程度は浮かせていることになります。
自治体からのアプローチが増えた
市や県といった自治体は税金を徴収する際は納付書を送ってきますが、給付は「自分で調べないと貰えない」ことがほとんど。しかし障害者手帳を取って以降、市役所から給付に係る連絡が来るようになりました。主だったものだけでも…
- コロナワクチンの4回目接種
- 自立支援医療の延長申請
障害者の中には「自分で調べて権利を主張する」のが苦手な人もいますから、こういうのは本当にありがたいです。
結論-アウトドア派ならトク-
私の場合、手帳を取る際の費用と手帳で得られた利益は1年で以下のようになります。
- 投資…¥5,000*4
- 利益…¥80,000
手帳を申請した初年度でこの利回り!!国の制度を投資のように考えて良いのかは別にして、年利1600%とビットコインをも超える超ハイリターン。
私個人としては、「精神障害者への経済支援は差別とリスクへの補償」と考えています。その為こういった支援はある程度は必然的とは思いますが、いずれにせよ凄まじい効果です。障害者割引を自ら調べ、かつ公共交通機関でアクティブに移動するタイプの人は障害者手帳でかなり得だと思います。
低収入だし家に篭りっきりだし…という人でなければ障害者手帳は元を取れると思います。各事業者に感謝しつつありがたく使わせていただきましょう。そして、節約した分は株で稼いで納税しましょうね。