本記事は、2023年4月21日〜4月22日に行われた国内線タイムセールに基づき書かれています。
こんにちは。
2023年の4月21日から22日に行われた、JALの国内線タイムセール。一律6600円という破格で話題になりました。残念ながら予約できなかった人も多数いるはず。
そこで今回は、狙っていた2区間の予約に成功した経験からタイムセール必勝法をお伝えします。
制約を知って、事前準備をきちんとすればタイムセールの勝率は上がります。
制約を知る
一律6600円になるJALのタイムセールですが、全ての航空券が6600円で買えるわけではありません。また、混雑緩和のため、購入には一定の制限があります。
30分間で強制終了
JALの国内線タイムセール開始直後の混雑している時間は、予約が可能になってから30分しか予約ができません!30分立つと順番待ちの列に再度並ばされます。これはJAL公式の仮想待合室に記載されています。
コードシェエア便は対象外
JALグループ以外の会社とのコードシェア便はタイムセールの対象外です。例えばフジドリームエアラインとのコードシェア便である神戸→青森便はタイムセール運賃(以下:プロモーション)の設定がありません。
乗継便の同時購入は不可
普段のJALは、乗継便の同時購入が可能。例えば新千歳→羽田→那覇を1つの予約扱いで購入できます。この場合、万が一飛行機の遅延や運休で乗継に失敗しても、無料での振替、返金などの対応が保証されています。
しかし、タイムセールには乗継便の設定がありません。タイムセールで安く乗りたい場合、別々の予約で購入しなければなりません。この場合、乗継の保証があるかは不明です。
キャンセル料は税抜運賃の50%
タイムセールで購入した場合、変更は一切不可。乗れなくなった場合はキャンセル扱いになります。払戻手数料は表の通り。
キャンセル日時 | 取消手数料 |
出発55日以上前 | 税抜運賃の5% |
出発54〜出発前 | 税抜運賃の50% |
出発後 | 払戻不可 |
ただ、払戻手数料が税抜運賃の50%と言っても、そもそもの運賃が6600円です。没収されるのは3300円程度ということになります。それほど気にしなくても良いでしょう。
事前準備をする
抽選に当たりスムーズにアクセスできたとして、30分で予約できるのはせいぜい5区間。これは、アクセス制限をかけてもなお混雑しているからです。欲しい航空券を確実に確保する為にも事前準備が必要です。
4.発売されなそうな便を把握する
JALのタイムセールは、「スペシャルセイバーを期間限定でさらに安くした」ものです。その為、スペシャルセイバーがタイムセール前の時点で売り切れている場合は発売されません。
具体例はこちらの画像。東京→山口宇部便ですが、1番下の便だけタイムセール・スペシャルセイバーともに売り切れています。タイムセール前にこの便を確認しましたが、スペシャルセイバーは売り切れ。その為かタイムセールではそもそも最初から売り切れ扱いでした。
また、スペシャルセイバーなのに極端に高い運賃が設定されている場合も、おそらくタイムセールによる値下げはありません。
どの順番で便を予約するか決める
優先順位の付け方は個々人の好みでOK。予約できないと旅行計画が崩れる航空券から予約するのが無難です。
しかし安価なLCC・MCCや新幹線が存在する路線は、無理にJALのタイムセールで狙う必要はありません。他の便を予約して、まだ残っていれば予約する…その順番で良いでしょう。
この観点で優先順位を下げていい便は、
こういった路線になります。一方で羽田ー釧路、那覇ー宮古のようなJALかANAしか就航してない路線を優先的に予約した方がコスパは高くなります。
予約できなかった際の対策を決める
タイムセールは、出発/到着時間帯に関係なく原則一律6600円に値下げされます。その為、みんなにとって便利な時間帯*4はタイムセール開始直後に売り切れる可能性大です。
売り切れに気付いてから代替案を考えても、その間にどんどん売り切れていくため最初に代替案を考えましょう。大きく3つの選択肢があります。
- 狙いより早い・遅い便に変える
- 出発・目的地を変更(伊丹→神戸)
- 別の会社で予約
タイムセール運賃の一律6600円は、空港までの交通費や時間を含めてもコスパ最良の可能性が大です。個人的には最初の2つをおすすめします。
複数端末でアクセス
タイムセール開始直後は、サイトが混雑緩和の為に仮想待合室に並ばされます。そして抽選に当たった順番でアクセスできる仕様になっています。
大事なのは、この抽選が「端末ごと」に行われていること。私は3つの端末(スマホ×2とタブレット×1)でアクセスしましたが、1つはタイムセール開始から1分以内にアクセス成功、残り2つは1時間待ちでした。
当選率を上げる為にも、複数端末でのアクセスはおすすめです。もちろん、必要な航空券を買ったらブラウザを閉じて他の人に順番を譲りましょう。
タイムセール中の購入の進め方
タイムセールでの購入も、特別な手続きは不要。ただし30分間しかアクセスできないことを考え、なるべく少ないクリックで、予約しましょう。具体的には次の2つです。
購入はアクセス制限終了後にする
予約だけでもその日のうちは予約を維持できます。タイムセール開始から3〜4時間もすればアクセス制限もなくなるため、焦らずゆっくり購入しましょう。
座席指定は後から実施
時短の観点から、座席指定もアクセス制限終了後にした方が無難です。予約時には指定できない座席でも、便の出発48時間前からは予約できることもあります。
タイムセールの対象になる便であれば、2人で隣に座れる席が1つもないということは稀です。
まとめ-事前準備でタイムセールに勝て
本記事では、1.)タイムセールの制約を知ること、2.)事前準備をすることの2つを解説しました。
しっかり準備をすればきっとタイムセールに勝てるはず。土日・人気便も割引対象になり得るJALのタイムセールを活用してお得に旅をしていきましょう。