就活生のみなさん、こんにちは。
私は先日転職活動をしましたが、その際は障害者枠か一般枠か比較したうえで一般枠を選択しました。
今の所うまくいっていますが、それは高学歴と前職社名を活用し、いわゆるホワイト企業に入れたからです。というわけで、高学歴発達障害が転職先選びで重視したポイントを解説します。
前提条件とその理由
履歴書”だけ”はきれいな高学歴の発達障害者(若手)を想定しています。具体的には以下の人たちです。
- 学歴は最低でもマーチ以上
- 職歴は勤続3年以上
- メンタル休職歴なし
また、転職に対する考え方は「まったり高給企業*1で定年近くまで居座りたい」を主としています。
発達障害者の場合、どこかでメンタルを病んで以降加齢につれて履歴書が汚れるケースが散見されます。そのため、学歴と前職社名で殴れる若いうちにまったり高給JTCを狙いに行くべきです。
椅子理論の正当性
Xの転職界隈には椅子理論というShen氏が提唱した理論があります。大まかにいうと以下のものです。
- 年収は個人の能力や実務能力以上に、どこの業界・どの職種に従事しているかで決まる
- 仕事の生産性は個人の能力ではなく、椅子(職務)によって決まっている
私も転職をしてわかりましたが、椅子理論は想定以上に強固です。学歴という要塞を生かし、その恩恵にあずかるのがある意味で最強だと思います。
会社員前提の社会モデル
日本の社会保障制度は、
- 厚生年金
- 組合健保(会社の健康保険)
- 雇用保険
一方で、メンタルを病んだ障害者が正社員として再就職するハードルは相当に高いです。それを考えると、目先の高収入よりもまったり高給JTCで行けるところまで居座るのは、高学歴発達障害者の最適解の1つだと思います。
まったりJTCとは言ったものの、どこでも良いわけではありません。主に以下の点を満たしそうか、面接やOpenWorkで確認していました。 フレックスタイムとは、月の合計勤務時間さえ守れば、勤務開始と終了の時間を労働者がある程度自由に決められる制度です。*2朝が弱い・計画性がない発達障害者にはありがたい制度です。 大手JTCであれば概ね導入されているこのフレックス制度ですが、実際の使いやすさは職場次第なところがあります。朝礼を厳密にやるところ、会議が多い職場は使いにくい傾向にあります。 個人的には重視していました。というのも、自分の成長速度よりも株や債券の成長速度が速いことを経験上熟知していたからです。 転職活動中に一部のコンサルティングファームや金融業界もチェックしたのですが、その中には、個別株式の売買禁止となっている企業もありました。*3 私は学生時代から投資を始め、今では月給以上の株売却益・配当金を年間で得ています。私自身が働けなくなる可能性が高いので、貴重な収入源の株を禁止されるのは、耐えられませんでした。 企業型DCとは、企業が運営する確定拠出年金制度です。やっている企業とやっていない企業があり、やっている企業でも会社がいくら負担してくれるかは、会社によって違います。 障害者の場合、条件を満たせば掛金拠出時から受け取り時まで完全非課税で使えるため、活用できるかは大事。 詳細はこちらの記事で解説していますが、転職においてかなり重視していた条件です。 日本の会社員なら加入する健康保険*4。実は、この健康保険は働く会社によって自己負担の保険料や給付額には大きな差があります。 ここでは主に中小企業の社員が加入する協会けんぽと大企業トヨタ(本社)の組合健保を比較すると、かなりの格差があります。
はい、圧倒的にトヨタの健保が勝ちです。このように、大企業ほど健康保険は充実している傾向にあります。 企業には資本集約産業と労働集約産業があります。前者は大手メーカーや鉄道の総合職、後者はコンサルや士業(医者など)などです。 詳細な違いはこちらの記事を参考にしてほしいですが、メンタルを害さずに働くという意味では資本集約産業のほうがオススメです。 この記事にも、「資本集約産業には貴族的な社員がいる」とありますが、本当にその通り。前職・現職共に資本集約の大手メーカーですが、本当に地方貴族みたいな人が多数います…
重視していたこと
フレックスタイムの使いやすさ
株式投資が自由にできる
企業型DCが充実している
健康保険が組合健保である
トヨタ自動車
協会けんぽ
保険料率(従業員負担)
3.00%
4.92%(東京都)
傷病手当金
最大3年
最大1年半
自己負担上限額(月)
¥20,000
上限なし*5
資本集約産業である
昇格試験がない
障害者枠の場合、そもそも昇格が想定されていないことも多いのであまり考慮する必要がありません。
しかし、健常者枠の場合は昇格チャンスがありますし、多少は昇格しないと会社での居心地が悪くなります。
さて、この昇格ですが、一般社員層(労働組合がある会社における組合員)では2パターンあります。
- 昇格試験によるもの
- 人事考課によるもの
私も前職で見習い→一般社員層への昇格試験を受けたので言いますが、一般社員のうちの昇格試験は単なる会社のエゴであり、社員の成長には全く寄与しません。私の場合、次の昇格試験を受けたくないことも、転職に踏み切った理由になりました。
一般社員のうちは、人事考課のみで昇格者を決める会社のほうが昇格ハードルが低い、というかある程度は年功序列で上がれてしまうので負担が小さいです。
労働条件の安定性
さて、ここまで経歴だけは綺麗な若手発達障害者が見るべき労働条件を挙げてきました。
しかし、給与や手当などと違い、フレックス制度の使いやすさや昇格しやすさは明確に約束された条件ではありません。そのため、人事制度改革などと言って簡単に悪化します。
ただし、比較的この見えない労働条件が安定している企業・職場を見抜く方法はあります。以下の条件を満たす企業・職種は暗黙の労働条件が改悪されにくいです。
- クライアントワークではない
- 客先常駐が無い
- ジョブローテーションが少ない
- 転籍制度が機能していない
特に重視していたのは、客先常駐の有無です。客先常駐がある企業の場合、フレックス制度や有給の取りやすさ、服装の自由度は完全に常駐先次第になります。
発達障害でこのような急激な転換には耐えられないので客先常駐の業界、具体的にはコンサルやIT(自社サービス以外の)は転職先から最初に除外しました。
これらの条件を要約すれば、発注側で働けるバックオフィスとでも言いましょうか。貴族みたいな働き方ができる分、学歴などの見かけのスペック要求は高く給与は低めですが、労働の持続性を重視するならオススメです。
まとめー学歴と社名で転職ガチャを回せ
発達障害の特性は、多くの場合一般雇用で不利に働きます。
ただし、超売り手市場の現在、発達障害があってもそれを見抜いて落とす余裕のある企業は少なく、若くて履歴書が綺麗なら潜り込めてしまうものです。というか私が新卒・転職共に潜り込んでいます。
せっかく苦労して勝ち取った学歴を生かし、まったり高給JTCでそこそこ高給&WLB充実&障害者福祉のフル活用で充実した人生を過ごす*6のはいかがでしょうか。
”学歴だけ”はある発達障害者の参考になれば幸いです