こんにちは。
発達障害の人の中には、「騒音があると集中できない!電話を聞き取れない!!」という人も多いと思います。そこでおすすめされるのがノイズキャンセリングイヤホン。
そんなイヤホンですが、最近はイヤホンジャックを廃止するスマホも多く、ワイヤレスであることが必須。でも高くて買えない…という人も多いはず。
今回は、2023年1月に発売されたばかりの格安ノイズキャンセリング・ワイヤレスイヤホンであるearfun air pro3を紹介します。
- ノイキャン良し!
- アプリによる操作のカスタマイズあり
高いスペック
カタログスペックは2万円以下ではトップクラス。
- イヤホンのみで連続9時間使用可能
- Bluetooth5.3対応
- ノイズキャンセリング最大-43dB
- マルチペアリング可能
- 外音取り込み
さて、これらのスペックは体感できるようなものなのでしょうか??実際に使って検証しました。
ノイズキャンセリングは期待以上
最大43dBを謳うだけあり、その効果は十分に体感できました。ありがちなシチュエーションで説明します。
ほぼ聞こえなくなるもの
- 5m後方からやってくる自転車
- リュックなど身の回り品に物がぶつかる音
体感で音量が半分以下になるもの
- 幹線道路を走るトラックの音
- 女性による館内放送
- 脱水時の洗濯機の騒音(45dB程度)
- 自分が出すタイピングの音
効果がほぼ期待できないもの
- カフェなどで食器がぶつかり合う音
- 電車でたまたま相席した女子高生の会話
具体例としては上記の通りですが、全体的な感想は「低音はかなりかなり抑えるが高音にはあまり期待しない方が良い」です。街を歩いていると「あ、低音の部分だけノイキャンしてる…という音になります。
バッテリーの持ち:3〜4日は充電不要
ノイズキャンセリングとAmazon Musicを中心に1日2時間程度使っていますが、ケースの充電は1週間に1回程度で行けそうです。
イヤホン本体もシャワーを浴びたり寝る時など、イヤホンを使わない時にケースに入れるようにすれば充電不足で悩むことはない程度には持ちます。イヤホンの特性上、使わない時は常時充電となる為バッテリー持続時間の良さは魅力です。
注意点-音声アシスタントはスマホのロック解除が前提-
この価格帯では珍しく、イヤホンからAmazon Alexaなどの音声アシスタントを起動できます。
ただし、スマホがロックされている状態では音声アシスタントは反応しません。
スマホを触れない時に音声アシスタントを使うのに…とかなりがっかりしました。
筆者は5年ほど前に当時1万円のネックバンド型ワイヤレスイヤホン(ノイキャン付き)を書いましたが、それとは比較にならないくらいの効果です。明らかに快適さが増しています。
操作性
アプリで操作をカスタマイズできるのは○
1万円以下のイヤホンでは操作のカスタマイズができないのが普通。ただearfun air pro3はアプリを通じて操作のカスタマイズができます。
特に3回タップと長押しにも操作を割り当てることが出来るため、ほぼ全ての操作をイヤホンだけで完結させることができます。
押したつもりが反応しないこと多め
操作ゾーンが画像の通り小さいため誤反応はしにくいです。1日1回誤反応するかどうか…くらい。
ただ、操作ゾーンが小さい分押したつもりなのに反応しないことは良くあります。触るときに指の向きを意識しないと誤反応するので結構気を使います…
音量UPを1タップに設定すると、急に爆音が出るなんてことも…
外音取り込み-あくまでオマケ-
無くしやすい完全ワイヤレスイヤホンにおいて、外さなくても外の音を聞ける外音取り込み機能は重要。本機は1万円以下ですが搭載されています。が、あまり期待しない方がいい…というのが正直な感覚。具体的にはこんな感じ。
- 音量最小でコンビニ店員さんとなんとか会話できるレベル
- ジョギングをすると足音や風の音が強調される
ただし、電車の車内放送はある程度の音量で音楽を流していても聞き取れるので最低限の機能はアリという感じ。
お値段以上なのでイヤホン初心者にはおすすめ
今回は実売8000円前後の格安高品質イヤホンearfun airpro3を紹介しました。
音質や機能は2万円以上機種(AirpodsやSONYのWF-MX400など)には敵いません。ただ1万円台半ばの機種(AnkerのLiberty Air4やJabari Eliteシリーズ)よりもノイズキャンセリングは正直優れていると思います。
ノイズキャンセリングで作業に集中した発達障害の各位はぜひ買ってみては?