みなさんこんにちは。
2025年4月にJRで精神障害者割引が導入され旅行が一気に身近になります。が、高速バス最大手WILLERでも精神障害者割引を導入したことをご存じでしょうか。
そこで今回は、そのおトク度が桁違いなWILLERの精神障害者割引をどこよりも詳しく解説します。
WILLERバスの割引
WILLERバスは全国各地に高速バス網を持つ高速バス会社。JRを除けば全国最大規模です。
東京発の便で見ても仙台や大阪・京都にそれぞれ1日5往復以上運行するなど多数の路線を持っています。
障害者割引の概要がこちら。JRよりも条件は良いです。
- 普通運賃から半額
- 等級不問で介護者1名迄OK
- WEB予約OK
- WILLER EXPRESS/STAR EXPRESSのみ適用
障害者割引が適用される路線を東京発と大阪発でそれぞれまとめました。太字は1日3本以上精神障害者割引適用便がある路線です。
路線と価格相場について
東京・大阪を発着する主な路線を一覧にしました。太字は私が利用したことがあり、かつJRの在来線よりも利便性・運賃の面で優れていると判断した路線です。
ここでは個人的に気になる路線を解説します。
大阪ー名古屋
名阪間は交通手段の選択肢が多いです。2025年4月以降はJRにも精神障害者割引を適用できるので、割引発動後の運賃料金の合計を一覧にしました。WILLERは変動運賃のうち平日の平均的な価格を想定しています。
こう比較すると、時間的余裕があるのであれば、乗換不要かつ最安のWILLERバスはかなり魅力的です。*1
WILLERバスは、3つ弱点があります
- 10往復程度/日と本数が少ない
- 繁忙期は割高&定時性低下
- 予約必須
一方で近鉄です。この記事で精神障害者割引を導入して激安化した話をしましたが、JRも精神障害者割引を導入する今後、近鉄特急の価値は低下傾向にあります。
とはいえ、近鉄特急は「着席保証・難波発着・通年同額」という特徴があります。「繁忙期でも絶対に全区間で座りたい」人にとってはオススメできる交通手段です。
東京ー大阪
最も需要の多い路線です。新幹線でも1万円を切りますのでそこまでWILLERバスの優位性を感じにくいですが、夜行バスであれば、新幹線の始発より早く着ける*2上に安い強みがあります。
最後に
大手高速バス会社では最速での精神障害者割引導入となったWILLER。精神障害者割引に耐えられない企業が多い中で、高速バス最大手が介護者込みで動いてきたのはかなりの衝撃です。
西鉄を除く他社の追随はありませんが、今後高速バスでも精神障害者割引が広がるのか、引き続き注目していきたいと思います。