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【準備必須】オファー面談の対策方法

こんにちは。前回はデータサイエンティスト職の面接対策について解説しました。

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今回は、内定後に行うオファー面談の対策について解説します。入社前に企業と話せる最後の機会なので、本記事も参考にしっかり対策いただければ幸いです。

オファー面談とは

内定取得から承諾の間に、企業から各種情報をヒアリングするための面談です。内定者からの希望によって行われ、選考要素はありません。内定者側からの質問に対し企業が回答する場です。

内定者が強気に色々質問できる唯一の機械なので、基本的にはすべきです。

具体的にできることの例はこちらです。いずれも超大事なことばかり。

  • 具体的な担当ポジションの確認
  • 住宅手当などの制度の把握
  • 意思決定期間/入社日を変更

面談前の事前準備

基本的にオファー面談は1社1回のみです。なんとなく臨むと、意思決定に必要な情報を揃えられない可能性があります。

なお、私が内定した企業の場合、こちらから求めないとオファー面談はありませんでした。その為、選考段階からオファー面談したい意思をエージェントと共有する必要があります。

把握したい情報を決める

まずは内定先に安心して入社するために知りたい情報を列挙しましょう。私は20個近く書き出し、以下の3つに整理しました。

  • 意思決定に関わる交渉事項
  • 意思決定に関わる確認事項
  • 意思決定に関わらない確認事項

1つ1つ解説します。

意思決定に関わる交渉事項

雇用条件通知書に明記される労働条件です。JTCだと交渉の余地がないことが多いですが、内定受諾時の納得感の為にもトライすべき。エージェント経由で内定した場合、オファー面談ではなくエージェントに交渉してもらいましょう。

私の場合、以下の4つでした。

  • 基本給
  • サインオンボーナス
  • 入社時等級
  • 株式付与(SOとRSU)

意思決定に関わる確認事項

会社(or部門)の全員に適用される制度や、応募者の業務に関わる条件です。私の場合は以下の項目を挙げました。どれも大事な条件です。

  • 詳細な担当業務
  • 内定提示の決め手と懸念点
  • 昇格制度
  • 住宅補助
  • 転勤頻度の実態

できれば全て聞きたいですが、時間が限られている場合、詳細な担当業務は最優先で聞きましょう。オファー面談以外で聞く方法がない割に働きがいに大きく影響するからです。

昇格制度や住宅補助については、大企業であればOpenWorkを見れば書いてあります。時間がなければ聞かなくても良いでしょう。

意思決定に関わらない確認事項

「実態を把握して入社するか否かで我慢できるかが変わる」内容です。私の場合、以下の内容が該当します。

  • フレックスや在宅の実態
  • 想定残業時間
  • 服装規定

特にフレックスや在宅可否は部署によって大きく異なります。在宅必須の人が在宅不可の部署に入ると詰みます…

エージェントと作戦を立てる

事前準備をしっかりすると、確認・交渉したい項目が多数出てくるはずです。これを全てオファー面談で聞くことは難しいので、エージェントと役割分担をしましょう。

基本的には、交渉事項と制度の形式的な確認はエージェントに任せ、ウェットな部分(実際に担当させたい業務や、存在する制度の実態)をオファー面談で聞くことになるでしょう。ただ、エージェントから何かアドバイスがあればそれに従った方が良いです。

また、できればオファー面談の参加者に採用後の直属の上司(一般社員としての採用なら、係長クラス)を入れてもらえるよう依頼しておくとGood。直属の上司との相性が明らかに合わない場合、辞退すべきだと思います。

本番と面談後にすること

事前準備で整理してきた内容を、機械的に聞いていくだけです。選考ではないので基本的にメモを取ってOK。不明点についてはしつこく確認しましょう。

オファー面談終了後は、面談で聞いた各社の条件を表などの形式に整理します。この表を見てしっかり条件を比較しつつ、パートナーがいるなら十分に相談して決断しましょう。

最後に

私は入社先を含む2社のオファー面談を受けました。結果的に元からの第1志望に入社したのでオファー面談はなくても良かったかもしれません。

ただ、悪いところも含めて納得して入るかどうかは、入社後に踏ん張れるかに大きく影響してくると思います。その意味では、内定先に対してきちんとオファー面談をして良かったです。

本記事が転職活動中の皆さんの参考になれば幸いです。