【企業の本気を感じる】京大サマーデザインスクールの魅力

みなさんこんにちは。

先日まで行われていた「京都大学サマーデザインスクール(SDS)」に参加してきました!(下はイベントの立て看板です)

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それほど調査して参加したわけではなかったのですが,最高!な科学イベントだったので早速紹介していきますね。

心理学でもデザイン研究をしている人は一定数いるので,心理学界隈にも役に立つはずです。

 

京大サマーデザインスクールとは?

京都大学が運営する「デザインコンソーシアム」という団体が行うイベントの1つ。
毎年夏に3日間で,各企業/大学が抱える課題について,学生・社会人が本気で施策を考えるイベントです。例年京都大学吉田キャンパス時計台で行われています。

今年度のテーマは

  • MaaSの京都市への実装
  • 共感消費の調査
  • 統計サービスの社会実装ソフト開発
  • 5Gを用いた新規事業開発
  • 京都市内のコインパーキングの有効活用

など10以上ありました。この中から参加者が1つのテーマを選びます。

実際にモノづくりを考えよう!具体的なサービスに落とし込もう!というテーマもあれば,発想法のテストをしよう!というテーマまで個性豊かなテーマたちです。

ちなみに,SDSの参加者の比率は京大生:他大生:社会人=2:1:1くらいでした。
また参加者の専攻もバラバラで私のチームだと心理・工学・生物・経営学と多様。後半になって気づきましたがこの多様性は想像以上にプラスに働きます。

何がすごいの?

実際のところ,こういう社会に実装できるデザインを考えよう!という趣旨のイベントは最近の「デザイン思考」や大学改革の影響で増加傾向にあります。

参加者の質が極めて高い

この「デザイン思考」で何を作るか考えよう!というのは,実は就活のインターンでもやっています。

特にコンサル・マーケティングリサーチではうんざりするほどやらされた…
ただ,学生・社会人ともに有料ということもあり「絶対に何かを学び取って帰る」という高いモチベーションがあるように感じました。

東京や名古屋から泊り込みで来ていた参加者もいました。

実施者が豪華・超本気!

京大サマーデザインスクールには参加者と実施者(テーマをデザインスクールに持ち込む人)がいますが,実施者のほとんどは企業です。それも超豪華。 2019年の企業を挙げると

などなど超有名企業のデザイン系社員がテーマを実施しています。 しかも,実際に今会社が抱えている/今後やりたいと考えていることを持ち込んでくるため,企業としても「何か利益になるものを持ち帰らなければ」とモチベーションは極めて高いです。

 

多くの企業の短期インターンの場合,あくまでも仮想の課題を提示してきました。そのため「採用」という意味を除いてはあまり企業のモチベーションが高くないのも事実。

採用にも関係している?かも…

私はすでに行き先が決まっているので関係ありませんが,学生にとっては企業のデザイン系人材と直接お話できる極めて貴重な機会です…。

しかも参加者の半分は京大生,ほかの学生さんも聞いたら卒倒しそうな有名大学の方ばかり。企業の立場からしても,「コストをかけずに学生と話せる」のは非常に貴重な機会といえます。

SDS委員会が容認していることもあり,実際企業の社員が学生と名刺交換している方をたくさん見ました。もしかしたらここをきっかけに採用に至っているのかもしれません。

 

私は何をしたの?

私の場合,「統計センサスを活用したアプリケーションを構想する」でした。
統計学へのスキルなども求められず,必要なところは講義で説明してくれるので初心者の方も大丈夫!

やったことの用語だけ列挙すると

と実際のソフトウェアを作る時のプロセスをほぼそのまま踏んでいます。*1

ちなみに,ここに書いてある「ペルソナ」というのは,「こういう超具体的なユーザをイメージしてモノづくりしたよ!」というもので,マーケティング界隈では常識らしいです。*2

で,そのときに使った画像がこちら。

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ペルソナの個人名まで考えるのですが,今回は「小林大輔」さんにしました。
彼が働いている阪急阪神ホールディングスの創業者が小林一三であること,彼の生まれた1980年の男の子の名前ランキング1位であった大輔を組み合わせたのです。

 

私の参加グループでは実施者が大学教員でしたが,企業経験のある方でした。
ということもあってか,「実際のユーザはこういう反応をするのでは?」とか「こういうマップを作るとアイデアが浮かびやすい」といった実用的なアドバイスをしてくれました。

このような「ITサービス実装」のための要件定義自体はITコンサルやSierインターンでもよく見ます。しかしそれらのインターンでは「学生主体」になるためどうしても粗さが目立ったりアイデアの質などに難があった気がします。



私自身は大学でUI/UXデザインを少し研究しているのですが,そんな私でも「ビジネスに落とし込むためにはこういうプロセスが必要なのか」と学びが多かったです。

ということで私たちのチーム,ほかのチームの試行錯誤の成果がこちら!

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各チーム3日間できる限り頑張ったのですが,各々のクオリティにはどうしても差があります。
個人的にレベル高いな!と思ったチームはすべて企業さん。彼らは3日間とは別に事前準備をしたり,たくさんのモノを自社から持ち込んだりとその熱のいれようは半端ではなく...

来年以降参加される方で,クオリティにもこだわりたい!ならば企業さんが関与しているチームを選択することをお勧めします。

 

まとめ

設備がボロい,日程がシビア等の課題はありますが,社会実装可能なデザインを3日間本気で考えるのは貴重な経験。
2020年は現段階で8/26-8/28で行われる予定です。心理学を学ぶ方もぜひ参加してみては?


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*1:SierやITでいう「要件定義」のことらしいです。

*2:知らなかった